2017年4月4日火曜日

正五角形を書く方法であるが、証明が難しい

正五角形を書く方法であるが、難しい:
正五角形とは、5つの辺が等しく、かつ、5つの内角が等しい多角形である。五角形の内角の和は540°であるから、一つの内角が108°になるようにすることである。
長さ2の直線を一本引く、これが正五角形の一つの辺になる。その両端をABとする。
直線ABの中点を求めるため、直線の両端(AB)から同じ半径(1以上)の円弧を書く、
円弧の2つの交点を結ぶ直線は直線ABの中点を通る。
直線ABの中点をCとし、上へ垂線を引き、Cから長さ2の点をDとする。

直線ADD側へ延長した線を引き、Dから長さ1の点をEとする。
Aを中心にAEを半径として円弧を書き、直線CDの延長線との交点をFとする。
直線ABの長さ2を半径とし、点A、点 B、および、点 Fを中心として円弧を書き、その交点をGHとする。ABHFGは正五角形である。








この五角形の辺は、すべて長さ2であり、対角線AFの長さは√5+1(上図のAEと等しく、直角三角形ACD斜線ADは√5で、DEは長さ1)である。このことは、正五角形の対角線の条件を満たしているので、ABHFGは正五角形である。対角線AFの長さが√5+1あることが、5つの内角がすべて108°
であることと同じであることを説明する。


















FD2になるよう点DAF上にとる。二等辺三角形AFBと二等辺三角形ADBは相似である。
AF=1+√5BD=2、AD=5ー1であり、
相似の条件であるAFABBDADは1+√5:2=2:√5―1が成り立つことである。
内項の積は2x2で4、外項の積は(1+√5(_))x(√5ー1)で4、となり相似である。
従って、∠AFB=∠DBA(αとで表す)、二等辺三角形AFBで∠FDA=α、それに伴い外角ADB=2α、
また二等辺三角形ADBの∠DAB=2α、二等辺三角形ADBの内角の和が5α(180°)で、α=36°。
二等辺三角形FGA、二等辺三角形FDBおよび二等辺三角形FBHは合同である。
三角形の内角の和が5αで、かつ、180°であることから
FGAGAB=∠ABH=∠BHF=∠HFG=3α=108°である。
これでおしまい。

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