2012年6月2日土曜日

運動会、実社会と同じで競争も賞品も必要である。下手な小細工は教育上マイナスである。

運動会と言えば、9月か10月であり、体育の日は10月の第二月曜日である。しかし、この頃の小学校は5月下旬か、6月上旬に運動会を開催するようだ。さて、運動会では、必ず徒競走(短距離競走)があったし、今でもあるようだ。僕の小学校の頃、賞品は、一等がノート、二等が鉛筆、三等が消しゴムであった。足の速い子は、徒競走で一等になり、クラス対抗や地区対抗のリレーにも出場し、賞品をもらうことになる。僕も徒競走で一等になり、リレーに出場し、運動会では目立っていたので、楽しみだった。しかし、足の遅い子は苦痛な一日だったかも知れない。僕の妹もビリか、ブービーだったが、あまり気にしてなかったようだ。また、僕の戦利品(ノートや鉛筆)を二等分して、半分は自分のものにしていた。僕も誇らしい気持でそれを歓迎していたようだ。ある年の運動会の徒競走で、妹は足の悪い子と一緒に話をしながらゴールしていた。今はどうなんだろう、足の悪い子を徒競走に出場させるだろうか、話しながらゴールする子を許すだろうか、と思った。
ところがおもしろいことに、今日観た小学校の運動会で車椅子の子が、車椅子で徒競走に参加していた。また、僕の頃も一度だけやったことがあるが、記録に従って、速い子供は速い子供で、遅い子供は遅い子供で、走らせていた。これはあまり意味がない。僕の頃は賞品が出ていたので、遅い子にも賞品をもらえるチャンスを与えようとした。しかし、記録を計る時に、故意に遅く走る子供がいて、問題になった。今は賞品がないので、もっと意味がないのではないだろうか?何が公平か、何が正しいか、あるがまま、実社会で通用すること、小細工をした教育はマイナスに働くことが多いようだ。

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