僕は、サリン事件があった10分前に地下鉄・霞が関駅を通過して、会社へ到着していた。会社の机に座って、タバコを吸いながら見回すと出勤している社員が少ない「今日は、出足が悪いな」と思っていると、女房から電話があった。「お父さん!無事だった」と言われて「うん、どうした?」と聞くと「霞が関で、何か大変な事件が起こったようよ」ということであった。電話を切り、上司を誘って、ラウンジにあるテレビでサリン事件を知った。また、我が社の社員にも2・3人軽症者が出たことも後になって分かった。従って、被害は受けなかったが、弾丸が耳の横をかすめた気分は今でも残っている。
それと、昨年の大みそかに出頭した平田信は、哀れというより、情けない。彼の場合、主役ではないが、引きずられて準主役のような位置にあったからだ。しかしながら、彼を支え、17年も一緒に暮らしていた斉藤明美という女性には哀れを感じる。
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