2012年6月17日日曜日

小学校のミニバスケット見学、全盛期の巨人阪神戦より白熱した試合を観戦できた。日本女子サーカー・チームのようだった。

先日、孫の小学校3年生がミニバスケットの試合に出場するというので観戦に行った。小学校3年なのに6年生を含めた上級生に混じって試合に出るというので、片道一時間半掛けて試合会場である小学校の体育館へ行った。孫が飛びぬけて上手なわけでなく、6年生は中学受験で参加する人数が少なく、またサッカーと違いバスケットは人気がなく人数が少ない。更に、クオーター制(試合時間6分間が4回)でどんなに上手な選手でも最高3クオーターしか出場できないとか、一試合に最低10人のメンバーを使わなければならないとか、ということで、わが孫も出場機会を与えられた。彼の成績は2試合で1ゴール、1試合に2クオーターで合計4クオーターに出場する穴埋めメンバーであった。
まず、第一試合は、ダブルスコアーで快勝した。さて、第二試合が予選の決勝戦で、勝った方が区の決勝大会に出場することになる。わが孫は、第一クオーターと第二クオーターに出場したが、押され気味で5点差(2ゴール半)で第三クオーターに入った。両チームともベストメンバーで、特に相手チームの4番(キャプテン)は、背も高く、技術レベルも高く、次々とシュートを決め、試合の主導権を握っていた。第4クオーターの残り時間も2分で、依然として5点差である。わが孫のチームもフリースロー1本とシュートを1本を決め、残り時間が1分となった。しかし、相手チームの4番がシュートを決め、2ゴール差、我がチームの4番がファールをもらいフリースローを2本決めた。1ゴール差で残り30秒であるが、相手ボールである。ところが我がチームの7番が、相手のパスをカットして猛烈な勢いでドリブルしゴールエリアまで運んで、5番へパス、残り時間がないので5番は躊躇なくシュートした。奇跡が起こり、ゴールと同時に終了の笛が鳴った。興奮が冷めないうちに3分間の延長戦が始まった。延長開始と同時に相手チームの4番の活躍で2ゴール差となり、1ゴール返したが、すぐに1ゴール入れられ、残り1分で2ゴール差である。ファールをもらい、1本目のフリースローが決まった。2本目のフリースローが外れたが、リバウンドを頑張り、シュートを決めた。残り15秒で相手ボールである。またも我がチームの7番が、相手のパスをカットした。相手チームの4番が焦って、ファールをしてフリースローになった。7番のフリースローであるが、1本目が外れた。つらいな、時間もないので2本目を外すと負けが決まる。踏ん張った、2本目のフリースローが決まった、再延長戦である。再延長戦が開始されたが、延長戦と同じパターンで2ゴール差になった。我がチームのコーチがタイムアウトを取った、作戦は、相手チームの4番を2人でマークすることであり、相手チームの13番がノーマークとなり、13番がボールを受け取ったら2人で挟み込んでボール奪った。試合はもつれ、残り10秒で1点差、我がチームの4番がドリブルでカットインした。相手チームの4番が止めたがファールとなった。しかも5ファールで退場となった。我がチームの4番のフリースローである。1本目のフリースローが決まった。同点になり、地鳴りのような歓声が上がった。2本目のフリースローがリングに当たって、上に大きく弾んだで、ゆっくりとゴールインした。またもや、大きな歓声で、プレーヤーも審判も呆然として動きが止まった。我がチームの4番(キャプテン)は、感極まったか、腕で顔を覆って泣いていた。素晴らしい、良い経験だ。

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